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leaf,key掲示板(リーフキーけいじばん)とは、匿名掲示板2ちゃんねるの外郭掲示板であるPINKちゃんねるに属する掲示板の一つである。通称葉鍵板(はかぎいた)と呼ばれる。

主にLeafKeyの作ったゲーム、とくにアダルトゲームについて語られるが、それらの会社スタッフがかつて作ったゲーム、または、かつてそれらの会社に勤めていたスタッフについての話題も許容される傾向にある。

設置の経緯[]

Leaf,keyに関する話題は、元々2ちゃんねるのゲーム板で扱われていた。1999年12月19日に立てられた、Leaf『』の話題を扱う「きずあと」スレッドの22番目の投稿により「できすぎ」盗作疑惑が発生(「竹林明秀」の項を参照)、その話題でゲーム板は分裂に追い込まれ、『痕』の話題は新設の「エロゲー板」に移された。このとき痕スレではゲーム板最高レス(1496)を記録している。

しかし、その後も状況は改善せず、エロゲー板自治スレッドから批判要望板に2000年1月19日、「Leaf,Keyは別の板にしてはどうか」という提案がなされた。なお『痕』騒動とは無関係のKeyが併せて対象とされたのは、エロゲー板で疎まれていた証左である(とはいえ、『ONE 〜輝く季節へ〜』(Tactics。開発陣は後のKeyのメインスタッフ)は『To Heart』とユーザーのラップ率が高かったのは事実である)。7日間の運営側との議論の後、2000年1月26日、葉鍵板が設置された。その経緯から、葉鍵板は「隔離板の隔離板」(当時は唯一の存在であったが、現在の2ちゃんねるでは珍しい存在ではない)と呼ばれることもある。

設置後の歴史[]

2000年[]

  • 4月23日 - Leaf主催の同人誌即売会こみっくパーティー」開催。トラブルが多く批判される。
  • 4月28日 - Leafより「まじかるアンティーク」発売。「ビジュアルノベル」でなく経営シミュレーションゲーム的要素が強く、議論を呼ぶ。
  • 6月23日 - mentaiサーバに移転。
  • 9月8日 - Keyより「AIR」発売。難解な内容のため、考察が流行する。
  • 9月13日 - デフォルト名無し名称がオリジナルのものになる。
  • 10月7日 - 文化放送Kanonラジオ放送開始。声優がメインだったが、番組内でのミニドラマが話題を呼ぶ。
  • 10月16日 - cheeseサーバに移転。
  • 12月17日 - 寺社仏閣板に高野山金剛峰寺スレッドが立つ。

2001年[]

  • 1月28日 - ロゴができる。基本的に同じデザインで使われ続ける。
  • 2月9日 - Leafより「誰彼〜たそがれ〜」発売。衝撃的な内容に、板が荒れる。
  • 2月10日 - セガの「セガガガ」の影響を受けて「リーフフフ」スレが立つ。翌2月11日にはリーフフフ製作委員会スレが立ち、業界もののゲーム製作が検討される。
  • 2月14日 - 2・14事件。「リーフフフ」の参考資料としてあくまで善意で、「552.txt」というファイル名のLeaf社員のプライベートな掲示板のログとされる文書(ファイル名から通称「552文書」と呼ばれる)が、ネット上にアップされた。その内容があまりに衝撃的であったため、葉鍵板が飛んだ。
  • 3月1日 - Leaf公式サイトに『痕』盗作疑惑に対する謝罪文が掲載される。盗作論争終結。(もうひとつの終戦記念日
  • 3月20日 - バトル・ロワイアルの影響を受けて葉鍵ロワイアルスレが立つ。後にリレー形式の小説を投稿するスレッドとなり大量の物語群が生み出され、終了後も熱心なファンによってログ保存、紙媒体化が行われた。
  • 4月2日 - UHFアニメ「こみっくパーティー」放映開始。同日、青紫考察批判スレッドが立てられる。
  • 4月10日 - 白血病解析プロジェクト(UD)スレッドが立つ。UD@Leaf&Keyは2007年4月27日のUD終了までTeam 2ch内で上位を維持していた。
  • 6月29日 - 日本橋ソフマップ2号店のセールで「誰彼」が100円だと書き込まれる。真偽不明のまま「誰彼百円」「百円ライター」として伝説となる。
  • 8月9日 - Leafの一般用ブランドであるアクアプラスよりドリームキャスト版「こみっくパーティー」発売。追加要素の一方で欠陥バグも多くサポートの不備に不満が集中する。
  • 8月10日 - OVAONE 〜輝く季節へ〜」発売。
  • 8月15日 - Leaf公式掲示板に青紫を揶揄するアナグラムが投稿される。突然Leaf公式掲示板が閉鎖される。終戦記念日
  • 8月26日 - 強制IDになる。
  • 8月27日 - 2ちゃんねる転送量の増加により、葉鍵板も一時閉鎖される。特例としてエロゲー板に避難スレッドが立てられた他、各所に避難所ができた。
  • 9月9日 - 葉鍵板復活。
  • 9月19日 - 青紫考察批判スレッドで「超先生」の呼び名が誕生する。
  • 9月20日 - NECインターチャネルよりドリームキャスト版「AIR」発売。
  • 10月11日 - Keyより「CLANNAD」が発表され、葉鍵板にもスレッドが立つ。しかしその後「CLANNAD」は年単位での発売延期を重ね、スレッドは次第に投げやりな様相を呈していく。
  • 10月11日 - 深夜、gameサーバに移転。
  • 10月13日 - NHKでドリームキャスト版「AIR」をプレイする少年が放映され話題となる。
  • 10月14日 - 「葉鍵板最萌トーナメント」のスレが立つ。当初は単発発言スレだったが後に一大イベントとなる。葉鍵各作品のファンが陣営を形成し総力戦の様相をみせる一方、ファン間の対立も起きた。この企画は飛び火して、様々な「トーナメント」が催されている。
  • 12月15日 - 「新・葉鍵板でエロゲー作らない?」スレッドで活動していた固定ハンドルの一人が死亡。スレ住人が葬儀に参列するも、非常識な行動から大きな非難を受ける。これを「エロつく事件」と呼ぶ。
  • 12月29日 - wow.bbspinkサーバに移転。これによりサーバもPINKちゃんねるとなる。

2002年[]

  • 1月1日 - Leafファンクラブ会員に「アビスボート」が無料配布される。セリフ「どうすればいいんだ」が流行する。
  • 1月17日 - 三国志・戦国板に長森瑞佳スレッドが誤爆される。
  • 1月31日 - フジテレビでTVアニメーション「Kanon」放映開始。アニメ独特の絵柄のため「アゴアニメ」の通称が誕生する。
  • 2月25日 - 「最萌トーナメント」が決勝トーナメントへ突入。決勝へエントリーしたキャラは神岸あかり、来栖川綾香、セリオ(3名ともTo Heart)、柏木千鶴(痕)、川名みさき(ONE 〜輝く季節へ〜)、倉田佐祐理、水瀬秋子(2名ともKanon)、緒方理奈(WHITE ALBUM)の8名。
  • 3月9日 - 「最萌トーナメント」決勝。倉田佐祐理、柏木千鶴の試合の末、柏木千鶴が優勝。葉鍵頂上決戦とも言われる。なおこの日の書き込み数(12,998レス)は、2008年4月2日のkeyの新作「Rewrite」発表関連によるレス数(13,611レス)に抜かれるまで最多であった(後述の2007年末の騒動時を除く)。
  • 3月11日 - 久弥直樹のスレッド「お〜い、誰か久弥の行方を知らんか?」が立つ。投げやりな既出レスが繰り返される謎のスレッドである。これを「久弥スパイラル」と呼ぶ。
  • 4月17日 - 葉鍵板が、2ちゃんねる全板人気トーナメント予選15組に出場。「最萌トーナメント」由来のカーレースなどが行われる。
  • 4月26日 - Leafより「うたわれるもの」発売。後にエロゲー板の2002年ベストエロゲー1位となった。
  • 4月 - タイム誌アジア版の「アジアのヒーロー(2002 ASIAN HEROES)」のウェブサイト上での投票で、葉鍵キャラやエロゲー関係者が一時得票数上位を独占する。
  • 6月20日 - 2ちゃんねる全板人気トーナメントの対少女漫画板戦において、共同企画、23時間葉鍵TV、超先生マラソンなどが行われる。
  • 7月26日 - 「痕」リニューアル版発売。内容が大幅に変更され話題となる。
  • 9月1日 - 2ちゃんねるAA人気トーナメント開催。「久弥直樹」「超先生」「マルチ」「323モナー(みつみ美里が作成した顔文字をベースにしたAA)」「観鈴モナー」がエントリーされた。超先生がベスト16進出。
  • 9月9日 - 超先生の次回作の値段→スレッドに後に「リアル超先生」と呼ばれるAAが投稿される。元ネタはプレイステーション版To Heartの攻略本に掲載された写真である。

2003年[]

  • 1月30日 - アクアプラスよりXboxTenerezza発売。3月28日にWindows版発売。
  • 1月31日 - 当時Keyと同じビジュアルアーツ傘下だったスタジオメビウス発売の「SNOW」のスタッフロールに「あおむらさき」の名前があり騒ぎとなる。
  • 2月28日 - Leafより「Routes - ルーツ - 」発売。約5年ぶりの「ビジュアルノベル」第4弾。
  • 5月28日 - アクアプラスよりプレイステーション2用ソフト「ToHeart2」発表。スレッドが立つがその後発売延期を重ね、書き込みは次第に投げやりな様相を呈していく。
  • 9月26日 - Leafより「天使のいない12月」発売。
  • 11月27日 - 竹林明秀が11月23日に交通事故で死去していたことが判明し追悼スレが立つ。11月30日までにロゴ・背景が期間限定で追悼バージョンへと変更される。それまで公式には同一人物とアナウンスされていなかったペンネーム"青村早紀"と竹林明秀が同一人物であることや、既に退社していたことも判明した。その後、過去の作品に対し再評価の動きが出る。 
  • 12月12日 - Leafより「うたわれるもの」DVD-ROM版発売。難易度調整などの要素追加により攻略に熱中する住人が多発。

2004年[]

  • 1月23日 - Leafより「」リニューアル版発売。一部の設定が修正される。
  • 4月12日 - pie.bbspinkサーバに移転。
  • 4月28日 - Leafより「アルルゥとあそぼ!!」、Keyより「CLANNAD」発売。
  • 9月23日 - 1000レスに達すると自動的に書き込まれる1001番目のレスが、葉鍵板独自の「超先生」に変更される。
  • 10月2日 - TVアニメーション「To Heart 〜Remember my Memories〜」放映開始。
  • 11月14日 - 秋葉原ソフマップで中古の誰彼が数量限定で10円で販売され話題となる。
  • 11月29日 - Keyより「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」のYahoo! BB先行販売。「キネティックノベル」「ダウンロード販売」という形態をとる。12月6日に一般販売。後に店頭販売も行われる。
  • 12月28日 - アクアプラスより「ToHeart2」発売。

2005年[]

  • 1月7日 - BS-iでTVアニメーション「AIR」放映開始。原作の雰囲気を活かした演出で好評。
  • 2月5日 - 劇場アニメーション「AIR」上映開始。監督出崎統
  • 4月1日 - 一時的に年号表示が『正歴』に変更された。元ネタは「AIR」。
  • 4月4日 - TVアニメーション「こみっくパーティー Revolution」放送開始。
  • 4月13日 - 第2回2ch全板人気トーナメント二次予選で謎邪夢が作成される。
  • 4月29日 - Leafより「Tears to Tiara」発売。
  • 5月13日 - 第2回2ch全板人気トーナメントエキシビジョンとして馬鹿板決定戦が行われる。
  • 9月22日 - Leafより「鎖 -クサリ-」が発売される。予約特典の「ToHeart2 XRATED 体験版」が話題を呼ぶ。
  • 11月25日 - Keyより「智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜」発売。
  • 11月26日 - 第二回葉鍵板最萌トーナメントの予選開始
  • 12月6日 - ToHeart2 XRATEDの発売3日前にゲームを購入した人間があらわれ、すべての画像が流出する事態が発生。
  • 12月9日 - Leafより「ToHeart2 XRATED」発売。
  • 12月11日 - 「ToHeart2 XRATED」、「鎖」、「Tears to Tiara」、「アルルゥとあそぼ!!」の4作に、GPL違反疑惑が持ち上がる。XviDのデコーダを組み込まれていることが判明し、フリーソフトウェア財団にメールを送る者も現れた。翌12月12日にLeaf側から、XviD再生ライブラリの無断使用に対する謝罪とソースコード公開告知がLeaf公式ホームページに掲載された。
  • 12月17日 - 「第二回葉鍵板最萌トーナメント」、本選開始

2006年[]

  • 9月14日 - 「第二回葉鍵板最萌トーナメント」が決勝トーナメントへ突入。 決勝へエントリーしたキャラは、長谷部彩(こみっくパーティー)、小牧愛佳(ToHeart2)、長森瑞佳、上月澪(2名ともONE 〜輝く季節へ〜)、月宮あゆ、川澄舞(2名ともKanon)、神尾観鈴(AIR)、仁科りえ(CLANNAD)の8名
  • 9月23日 - 「第二回葉鍵板最萌トーナメント」決勝。神尾観鈴、小牧愛佳の試合の末、小牧愛佳が優勝。
  • 10月5日 TVアニメーション「Kanon」放映開始。制作はAIRと同じく京都アニメーション。

2007年[]

  • 3月15日 - TVアニメーション「Kanon」最終話放送後、TVアニメーション「CLANNAD」を京都アニメーションが制作中と発表され、物議を醸す。
  • 4月27日 - 白血病解析プロジェクトUD終了。Leaf&Keyチームは2chの上位を保ち続けた。UD終了後はBOINCへ移行。
  • 7月27日 - Keyより「リトルバスターズ!」発売。
  • 9月15日 - 劇場アニメーション「CLANNAD」上映開始。監督はAIRと同じく出崎統。
  • 10月4日 - TVアニメーション「CLANNAD」放映開始。制作はAIR、Kanonと同じく京都アニメーション。
  • 12月26日 - BBSPINKの規制解除に乗じた荒らしにより、577,025レスという膨大な書き込みで全スレッドがdat落ち。29日に規制が復活するまでこの状態が続く。

2008年[]

  • 1月28日 - set.bbspink.comサーバへ移転。
  • 2月29日 - Leafより「ToHeart2 AnotherDays」発売。
  • 4月1日 - Keyより「Rewrite」の製作が発表される。シナリオに田中ロミオ竜騎士07という外部のライターを起用する事で話題を呼ぶ。この日がエイプリルフールという事、またエロゲー業界ではこの日に合わせて冗談企画を発表する事が多いため同様のネタ企画かと思われたが、4月2日に製作が公式発表された事で板への書き込みが激増し、葉鍵板史上最高レス数(13,611レス)となった(2007年末の騒動を除く)。

2ちゃんねる他板への影響[]

  • アーケード板、家庭用ゲーム板(当時)、PCゲーム板、エロゲ-板は痕盗作疑惑時にゲーム板からそれぞれ派生して誕生した板であり、葉鍵板はさらにエロゲ-板から派生した板である。
  • 電波・お花畑板の名無しの名前である「名無しちゃん…電波届いた?」はのヒロイン月島瑠璃子のセリフから取られている。
  • 投票所板は葉鍵板最萌トーナメントを下敷きにした、2ちゃんねる全板トーナメントがきっかけで誕生した板である。
  • 2ちゃんねるで広く知られるAA「童貞諸君、乙であります」「知ってるがお前の態度が気に入らない」は『ONE 〜輝く季節へ〜』のヒロイン柚木詩子と上月澪のファンサイトのCGを元にしたAAである。また首吊り少女のAAも同作品の登場キャラ広瀬真希を基にしている。他にもマルチやアルルゥを使ったAAが2ちゃんねるで広まったことがあった。
  • 三国志・戦国板に長森瑞佳のキャラスレが誤爆で立ったことがあるが、あまりの違和感や実際に長森城が岐阜県に存在していたこともあって、かえって三戦板住人に好感を持って受け入れられ、長森城の瑞佳姫(風雲!長森城)というネタスレとなった(1000レスまで到達したが、次スレは立てなかった)。この時の交流が後の全板トーナメントでの両板の共闘につながった。
  • 専門板なので、同じ18禁板のエロゲー板などに葉鍵のスレを立てるのは禁止されているが、逆に葉鍵の作品でも全年齢対象のソフトについては18歳以下の人間が葉鍵板で語るのも禁止されているので、ギャルゲー板にそれ用の葉鍵作品スレが立っている(ルール上エロ部分を語るのは禁止である)。
  • UNIX板にはだよもんスレッドという、文末に「だよもん」を付ける雑談スレッドがあるが、以下にあるデフォルト名無し名称と同様に、「ONE 〜輝く季節へ〜」のメインヒロイン長森瑞佳の口癖「〜だよ」「〜もん」に由来する(「だよもん」とは言わないが、「だよもん星人」とからかわれる描写はある)。この、語尾にだよもんを付ける雑談スレッドは葉鍵板にも存在する。

デフォルト名無し名称[]

名無しさんだよもん
「ONE 〜輝く季節へ〜」のメインヒロイン長森瑞佳の口癖「〜だよ」「〜もん」に由来。

脚注[]

関連項目[]

外部リンク[]



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